裸足でMyanmar

3週間の間だけ、ミャンマー旅行中の出来事と思いを綴ります。

ミャンマーおいでよチャイティーヨ

 
ミャンマーから帰ってから、2週間ほど原因不明の高熱にうなされておりました。
色々疑われましたが、結局なんだか分かりませんでした。
というか、東南アジア感染症多いですね。やっぱり日本は安心です。
 
そしたらすっかりブログに最後の記事を上げるのを忘れていたので、
ミャンマーブログ最後に書こうと思ってた記事をあげときます。
 
 
ミャンマーに来たからには、下記動画の場所に行かないわけには行かない!
 
ということで、ミャンマー滞在最後の2日を使って、
チャイティーヨ(ゴールデンロック)に行って来ることにしました。
チャイティーヨってのは、落ちそうで落ちない黄金の岩のことで、なんかすごいご利益がある場所らしいです。観光客だけでなく、ご利益を求めて数多くの仏教徒ミャンマー人も訪れます。そこでヒット祈願・・・・・じゃなくて、僕のミャンマーでの成功を祈って来ることにします。
「張り切りチャイティーヨ!」で行って来ました。
 
チャイティーヨに行くには、まずヤンゴンからバスで5時間かけて、チャイティーヨのふもとの街である、キンプンを目指します。
こちらのバス会社(win express)が齋藤さんが使ったバス会社らしいです。
 

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でバスに乗ると、やっぱり爆音でミャンマーの音楽がずっと流れていました。
ミャンマーのダンスミュージックです。

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寒いクーラーはちゃんと止めることができました。
乃木坂工事中のミャンマーロケが2年前の2016年8月なので、
そこからミャンマーのバス会社も進歩したのでしょう。

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バスはちょいちょい止まります。そして、その度に物売りが入って来てなんか売り始めます。なんかおっさんが、金魚のエサみたいな食べ物?を売り始めました。
外国人はやはり買わないのか、僕には売ってこなかったです。

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一通り売ると、またバスが止まっておっさんは下車します。
 
 
乃木坂工事中でもありましたが、路上からしつこく物を売って来る人もいます。

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ドアを強引に開けてきます。
パンのような物を売っていたので、少しお腹が空いていたので購入しました。
 
パンだと思ったら綿アメみたいなものでした。というか、綿アメみたいにふわふわしていなく、トゲトゲしい食感だったので、綿アメではなく藁アメと言った方がいいでしょう。勿論美味しくなかったので、ほとんど残しました。

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5時間の長旅ですが、景色を見てると面白いので、意外と退屈しません。
ヤンゴン市内のバスは韓国製ですが、長距離バスは日本製なので、座り心地もそこそこです。
 
 
そんなかんなで、キンプンに到着しました。
ホテルに荷物を置いて、こういうバスで山頂のチャイティーヨを目指します。
こういう感じのイスで、座り心地はあまり良くないです。

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しかし中々出発しません。
席が埋まらないと出発しないのか、1時間近くかかって席が完全に埋まってからようやく出発しました。

 

16時にバスに乗って、出発したのは17時少し前でした。
 

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バスが出発すると、1時間待ちのストレスを吹き飛ばすように軽快なスピードで山道を飛ばしてくれます。中々の山道(日光いろは坂を少しスリリングにした感じ)が続きますが、かなりのスピードで走ります。1時間待ちも相まって、ビッグサンダーマウンテンのようなスリルが味わえます。少し雨が降っていたので、スプラッシュマウンテンの要素もあります。霧も深いので中々のスリルです。
 
そして山頂に着きました。そこから徒歩でチャイティーヨを目指します。
 
そして、ここからは裸足になります。初めてこのブログのタイトル通り、「裸足でMyanmar」になったわけです。

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裸足でそそくさとチャイティーヨを目指すと、一人のおっさんが話しかけてきました。
「ホテルはどこにあるんだ?」とか聞いてきます。
「キンプン(麓の街)だ」と答えると、「バスは6時までだぞ」とおっさんが言います。
(ん、そういえばホテルのフロントもバスが six to six とか言ってたな)この時点で5時50分程、
ふもとのバスが出発したのが5時だったので、そんなことすっかり忘れていました。
というか、ふもとから出るバスが6時までで、山頂から降りるバスはもう少し遅いのあるだろう、という謎の早合点をしていました。
まあ、せっかくだから黄金の岩くらい見ておこうと思い、それだけ見て来ましたが、
やっぱり不安なので走ってバス停まで引き返しました。
 
途中で外国人がチャイティーヨに行く為に通らなくてはいけない、関所のような場所を通り過ぎたのですが、ここで、「バスはもう出てるぞ!」との声。
バス停まで行きましたが案の定バスは出ており、「No bus? No taxi?」と聞きましたが、
どうやらバスもタクシーも無く、キンプンまでは歩いて4時間かかるようで、他に交通手段は無いようです。ようやく私が深刻な状態にあるということが分かってきました。
 
仕方がなく関所まで引き返しましたが、関所の人たちは意外と心配してくれたようで、色々アドバイスをくれます。いくつか山頂にあるホテルを紹介してもらいますが、ミャンマーでもさすがは観光地料金。私の所持金40000チャット(3700円)ではちょっと厳しい。いよいよもって、野宿か4時間かけて危険な山道を降りるかの2択が現実味を帯びてきました。
 
途方に暮れていると、1台のトラックが関所の前に止まりました。
どうやら関所の人が、山頂から麓に下る途中のトラックを手配してくれたようで、
なんとその助手席に乗せてもらいキンプンまで送ってくれるようです。
やはりミャンマー人は親切です。
 

チップとして5000チャット(450円)払うように言われましたが、

野宿か、4時間の危険な山道かの2択の僕にはそのトラックに乗せてもらう選択肢しかありません。

僕が日本人ということを考えても、足元を見られて、

30000チャット(2800円)くらい要求されても文句言えない状況です。というかそれでも有難いくらいです。

ミャンマーは資本主義の考えが薄いので、仕事面での努力や工夫はあまりしませんが、
こういう時に、損得無しで人を助けられる面があるのでしょう(仏教の影響もあるでしょうが)。
 
 
海外旅行をする時の目的の一つとして、
「トラブルを楽しめるから」ということを言う人がいます。
確かに海外では多くのトラブルがあります。ミャンマーでも様々なトラブルがありました。
体調も崩しましたし、
タクシーが明後日の方向に向かってしまい、約束の時間に遅れてしまい、スマホも繋がらないので、
その辺の人からスマホを借りて約束の相手の方に連絡したこともあります。
ただ、そんなトラブルを僕が楽しめたのが、トラブルが解決したからです。
解決しないトラブルはただの不幸です。
大事な取引先との約束に名刺を忘れたけど、その代わりに思い切った自己紹介をして気に入られたら、楽しい思い出ですが、
それが原因で取引がなくなったらただの不幸です。
今回も、歩いてキンプンに帰るハメになったらただの不幸な思い出になったでしょう。
 
ミャンマーではトラブルが起こっても周りの人が助けてくれますし、
トラブルが多いので多少の失敗は多めに見られます。
海外旅行に「トラブルを楽しむ」という目的を求めている人は、是非ともミャンマーに来てもらいたいと思います。
きっとたくさんのトラブルと、それを解決しようとしてくれる親切な人達に出会えると思います。
 
 
・追記
ヤンゴンから日本に戻る際、香港を経由して帰ったのですが、
香港で5時間程待たなくてはいけないので、空港内のベンチで寝ていました。
そしたらなんと、サンダルが片方盗まれていました。※というかサンダル片方だけ盗む奴なんていないだろうから、ゴミとして回収されたんだろうか?
最後に「裸足でMyanmmar」ではなく「裸足でHongKong」になってしまうとは思いませんでした。

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