ミャンマー財界のドン
名刺ができました。
operation manager ってなんだろう。
ウィンさんに聞いたら、急いで作ったからよく分からないとのこと。
でも、「manager」ってついてるから、役職的には日本にいる時より出世したのかもしれない。
で、なんで名刺を作ったかというと、
今日ミャンマーのお偉いさんと会ってきたからである。
ウィンさんについて行って、二言三言会話しただけなのだが、
どうやら中々のお偉いさんだったらしいので、さすがに名刺が必要だったらしい。
ミャンマー商工会議所の会長らしいのだが、
日本商工会議所の会長というと、基本誰もが知る大企業の社長である。
僕は、日本ではそういう方々に会える立場の人間ではまずなかったので、
ミャンマーで働くことで(まだ働いてはいない)こういう人たちと多少は仕事が出来るようになるかもしれない。
海外で働く、つまりはミャンマーで働く日本人、それも日本企業ではなくミャンマーの企業で、というとそれだけでもう個性である。勿論それだけでは何もできないのだが、
ミャンマー語、英語、仕事をしっかりと覚えれば、その個性を生かすことができる。日本にいる時より、希少価値の高い存在になれる。
そういう意味では、海外、それも途上国で働くというのはやはりチャンスは大きい。
しばらくは給料も安いし、ミャンマー語か英語のどちらかを覚えるまでは大変だが、
言語と仕事を覚えれば、そこからのチャンスは日本よりも大きい。
ミャンマーの日系企業で働く、日本人は意外といるが、ミャンマー企業で働いていて、ミャンマー語が喋れる日本人は殆どいない。希少価値の高い存在になるということを意識して、ミャンマーで働いていくことが大事かもしれない。
そういえば、ウィンさんは日本語教室も作ろうとしてるらしい。
千葉さんという資格30個くらい持ってるすごいおじさんが教師として教える予定らしく、おそらく僕も手伝うことになりそうである。
ミャンマーには日本語学校が結構あり、皆結構熱心に勉強している。
ミャンマーでは日本の印象は良く、皆日本で働きたい、あるいはミャンマーにある日系企業で働きたいと思っている。日本にとても夢を持っているようである。
給料が10倍違うのでそれはそうである。
日本に行って稼いで、ミャンマーに帰ってきてその経験でミャンマーを豊かにしたい。
という情熱を持っている人も多い。
ただ、ミャンマーに限らず、東南アジアの人達がずっと日本に憧れてくれるのか?というと分からない。
ミャンマー人が日本に憧れている理由としては、
①経済力がある
②日本製品の品質の高さ(自動車はほぼ日本の中古車)
③日本文化(芸能、アニメ、神社仏閣等)
④日本人の性格
みたいなところである。
①経済力に関しては、急激に落ちることはないだろうが、
もはや中国の方が経済力は上である。
②に関しては、スマホはHUAWEI、SUMSUNGが多く、日本製は殆ど無い。
日本製が絶対的に愛されてるかといえば、そういうわけでは無い。
③の文化に関しては、完全に韓国に遅れをとっている。
街中ではKPOP歌手の写真が売られているし、TVつければ韓ドラが結構やっている。
これからもずっと変わらないのは「④日本人の性格」くらいである。
特に③に関しては、日本語教室に行った時でさえ、
KPOP歌手が好きな子が多かった。
「齋藤飛鳥って知ってるか?」と聞いても、
「あー聞いたことある」と、日本に来たことがある子が言ってたくらいである。
ファンとしては非常に悲しい瞬間であった。
韓国はこういった芸能をアジアで人気にすることによって、
国の印象を良くして、アジアでの経済進出の助けにしようとしている。
東南アジアに来ると、その戦略は決してバカにできないことが分かる。
なので、ミャンマー含めた東南アジア諸国が、いつまでも日本に憧れを抱いてくれるか分からないのである。彼らが日本に憧れを抱いてくれているうちに、日本企業が東南アジアに進出したり、彼らに日本語を教えて日本で働いてもらったり、とか必要なわけである。勿論、観光でお互いの国を行き来することもである。
ということで、仕事頑張ったり、ミャンマー人に日本語を教えたりとかも僕にとってのやるべきことかもしれないが、ミャンマーで齋藤飛鳥の存在を拡めていくこともミャンマー在住乃木坂ファン(予定)の使命なのかもしれない(笑)。