裸足でMyanmar

3週間の間だけ、ミャンマー旅行中の出来事と思いを綴ります。

どうやって食ってこうか?

 

ジョーマーケットで合った、話の上手い少年(ササキと名乗っていた)に昨日、今日と会ってきた。

営業にすれば戦力になりそうだと思ったので、先週お手伝いさせていただいた会社に、

営業として紹介しようと思っていた。

 

その会社の紹介をして、彼も興味あるとか言っていたが、その後彼が「ソラ(空)さんという人を紹介したい」と親玉みたいなのを連れてきた。

「空」というより「沼」と言った方がいい風貌の親玉は、まさしく目が笑っていないというような笑顔を浮かべていた。常にニコニコ笑顔だったが、笑顔という行為をしているだけといった感じである。

親玉はニコニコしながら、翡翠を日本に転売して儲けてるとか、日本から中古のPCを輸入して儲けてるとか、自分が儲けてる事業の話を沢山してくる。後、知り合いに日本人がいるから紹介したいとも言ってきた。怪しいので、名前を聞いてfacebookで探そうとしたが、facebookはやってないとか言う。騙しにかかってるのはもう間違いない。

 

その次の日も会ったのだが、その日も紹介したい人がいると言ってきた。

近場だと思ったのだが、なんとそこまで行くのにタクシーで8000チャット(800円)かかるらしい(日本だと初乗り料金くらいだが、ミャンマーだと15kmくらい行ける)。

これはもう危ないやつだが、なんとなく好奇心もあるので、少し行きたい気もする。

 

そう考えると好奇心というのは危険なものである。

こんなおっさんに騙される奴いないだろ、とも思うが、

海外旅行の好奇心が僕を胡散臭い親玉との危険な旅にほんの少しだけ興味を持たせていた。

「詐欺ってのは好奇心をくすぐることなのか」と思った次第です。

人間ってそんな馬鹿じゃないしね。

 

そんなこんなで、市場とかにいる喋りの上手い子をヘッドハンティングすれば、

優秀な営業マンとかにできるのではないかという、僕の淡い期待はすぐに消えてしまったわけです。

平和なミャンマーにも一応裏の世界っぽいのはあるわけです。

ミャンマーでは、営業の仕事が少ないので、喋りの上手い人達の仕事は客引きとかしか無いのかもしれません。

 

僕は、今滞在させてもらってる会社に、

「オフィスは使っていいから、やりたければここでうちの会社の別部署として好きに事業を起こしても良いよ」と言われて、そうしようかと思っていました。

市場で彼(ササキ)のような喋りが上手く日本語が話せる奴をなんとか雇えたら、意外と上手くやれるかもしれないと思っていましたが、優秀な人材を得るのはやはり難しいようです。

 

今、滞在しているところで、事業を起こしたとしても、

ありがたいことに住むところと少しの食事は保証してもらえますが、

しっかり儲けを出さないと食ってくことができません。

IT系の事業とかでやりたいこととかはありますが、ただのちょっとしたアイデアくらいで、仮に上手く行くとしても、儲けなんてしばらくは出ません。

 

なので、当面のうち食ってくにはどうするかを考えなくてはいけません。

当面のうち食ってく仕事と、

1、2年後に金にする事業。

この二つで考えなくてはいけません。

 

うーーん・・・どうしようか・・・・。

普通にこっちの日経企業で働く方が良いのかもしれないけど、

それなら結局日本で働いた方が良いじゃん。ってなるような気がするんだよな・・・・